リアップは抜け毛予防なの?抜毛症にも効果ある?
2014/08/07
リアップは第一類医薬品ですから、効果が期待できる脱毛症の種類が決まっています。
リアップがターゲットにしているのは、男性型脱毛症に分類される壮年性脱毛症で、残念ながら抜毛症には対応していません。
しかも、抜毛症は他の脱毛症と比べても特殊性が強く、育毛剤で根本的な治療は望めません。
加齢や遺伝要素によってM字型やO型に髪が薄くなっていく壮年性脱毛症とは異なり、抜毛症は健康な髪を自分自身で引き抜いてしまう精神科分野の病気です。
自分でも無意識に髪の毛を抜いてしまうケースも目立ちますが、強迫神経症と非常に良く似た部分が多く、早い段階での治療が必要です。
プレッシャーを感じた時にたまに抜くぐらいならそこまで病的とは言えないかも知れませんが、症状が進行すると隠しようがない程髪が薄くなってしまいます。
自分の病気を自覚し、髪を抜く行為をやめようと思っても自分自身のコントロールが効かず苦しい思いをします。
健康な髪を抜いているわけですから薄毛自体は抜毛行為をストップすればすぐに目立たなくなりますが、病的な行為を繰り返す脳内環境を正常化しないことには問題は解決しません。
抜毛症は心療内科、もしくは精神科でSSRIなどを使った薬物療法や、心理療法で治療することになりますが、抜毛行為によって頭皮に炎症が起きている時は皮膚科で対応して貰います。