ザガーロの発売日が延期された本当の理由
明らかになったザガーロの延期理由ってご存知ですか?今はすでに発売されクリニックなどでも処方されるようになりました。
そもそもなぜ、ザガーロの発売日は延期されたのでしょう。ザガーロの延期理由、承認され発売日を迎えたプロセス、最終決定された発売日について簡単にご説明しましょう。
初めにお伝えしておきますが、ザガーロ自体のクオリティ、安全性には問題ありません。製造を委託していた工場で混入トラブルがあり、その影響で出荷が停止し発売が遅れました。
当初の発売日は2015年11月24日を予定していましたが、フランス当局からストップがかかり一旦生産を停止します。
「ザガーロを開発したグラクソ・スミスクラインの本社はイギリスなのに、なぜフランスの組織からダメ出しが・・・」と疑問に感じるかも知れません。
フランスの工場に委託したため、フランス当局の管轄になっただけです。違う薬が混ざってしまったので、原因が明らかになるまで念のために出荷を停止した模様です。
日本でも処方スタート!!ザガーロの最終的な発売日は??
混入騒動でバタバタしましたが、ようやくライセンスも回復し、製造も再開されました。すでに日本のAGAクリニックでも処方が始まっています。
日本の発売日は2016年6月13日でした。徹底的に品質検査を行った結果、問題ないと結論が下されたのでご安心下さい。
成分に関するトラブルではないと分かり、胸を撫で下ろしている方も多いでしょう。新薬なので、個人輸入サイトでもまだ扱っていません。
もしザガーロで男性型脱毛症を治したいなら医療機関で処方して貰いましょう。
ただし現時点ではザガーロを処方してくれるクリニックは限られています。ザガーロを処方して貰えるかどうか、事前に確認しましょう。
新薬なのに新薬じゃない?!
ザガーロ承認のプロセスは少々複雑です。承認されたばかりの新薬ですが、中身は新しい薬とは言えません。
ザガーロはもともと前立腺肥大症の薬として認可されていました。アボルブカプセルとまったく同じ中身です。
薬の副作用としてアボルブを服用すると髪が生えることが分かり、AGA治療薬として発売されることになった経緯があります。
カプセルの色と商品名が変わっただけで、中身は寸分違いがありません。元々AGA治療のためにアボルブを飲んでいた方も大勢いらっしゃいます。
発売延期騒動が長引くようならアボルブで代用しようと考えた方も少なくないはずですが、実はアボルブも同じ工場で製造されていたので出荷中止の対象になっていました。
混入トラブルの影響で、同じ有効成分のデュタステリドを含むジェネリックの売れ行きが一気に増えました。ザガーロをクリニックで処方して貰うのが面倒なら、個人輸入サイトのジェネリックも狙い目です。