フィンペシアの耐性が本当にあり得るのか調査してみた
2015/03/06
色々噂の絶えないフィンペシアの耐性問題ですが、フィンペを始めとするフィナステリドに関する耐性は医学的には今のところ認められてはいません。
AGA治療でクリニックに通っている方が担当ドクターにフィナステリド錠の耐性を訊いても同様に否定される筈です。
実際にそのようなフィンペシアの耐性を裏付ける根拠のある科学論文もないのが現状です。
しかし、一部の使用者がそのような耐性問題に関して、長年使ってると生えが悪くなる=薬の耐性が付いたとの噂が広がっています。
フィンペシア治療薬だけに耐性が強く出るのか?
一般的な他の治療薬(効果が強いもの程)も徐々に一般的な耐性(免疫的な)が生じるのは当然の話です。
医療機関で処方されるプロペシアも廉価版のフィンペシアも、有効成分は同じフィナステリドです。
プロペシアに耐性がないと言うことはフィンペシアにも耐性は認められないと考えて問題ありませんが、事実途中から効かなくなるケースが多数報告されています。
これはフィンペシア自体の耐性問題と言うよりも、西洋医学に基づく薬剤が抱える耐性の問題に他なりません。
どんな薬剤でも、長期スパンで服用するうちに身体が薬に慣れてしまい、狙う薬理効果が得にくくなるからです。
フィンペシアの場合、大体ピークを迎えるまでに2~3年かかり、その後発毛の勢いが全盛期の6割から7割ほど減るケースが目立ちます。
耐性に備える為、AGA治療クリニックでもプロペシアの服用回数を調整することがあるようですから、フィンペシアを使いご自宅で薄毛対策に励む場合も量を加減して服用する試みは試してみる価値があります。
もちろん、耐性覚悟でフィンペシアを服用している方は大勢いらっしゃいます。
実際、耐性によって発毛量が多少減ったとしても、ほとんど発毛の期待が薄かった時に比べれば髪は確実に生えているわけですから。
更なる効果を求め強い新薬に手を出し副作用に苦しめられるよりも、威力の弱まったフィンペシアを継続して飲み続けた方が安全だと考える人も少なくないのが現状のようです。