まつげ美容液としてリアップを使う事はできるの?
結論から言えば、リアップをまつ毛美容液として使うことはできません。
リアップの有効成分は育毛に対する効き目が強い一方、深刻な副作用がもたらされる可能性もあるミノキシジルです。
ミノキシジル5%配合のリアップx5はもちろん、濃度1%のリアッププラス、リアップリジェンヌも一般用医薬品の中で一番リスクが高い第一類医薬品に指定されています。
本来の目的通り、用法容量を守って塗布したとしても、接触皮膚炎、湿疹、脂漏性皮膚炎などの副作用が発症する恐れがあるようです。
頭皮も皮膚の中でデリケートなパーツですが、頭皮以上にデリケートな目元にリアップをまつ毛美容液として使うなんてとんでもないことです。
ベースになっている成分のブチレングリコールに対して、アレルギー反応が出る恐れもあります。
まつ毛美容液の中には育毛剤と同じ成分を使っているものもありますが、医薬品にしか配合することができないミノキシジルを含むまつ毛美容液はありません。
FDAに医薬品として認可されているまつ毛育毛用のルミガンの有効成分は、ビマトプロストです。
ビマトプロストもミノキシジル同様、まつ毛に対する育毛効果を発揮すると同時に眼圧を下げるたり目の充血を引き起こす副作用を伴います。
感染症を予防する為にも専用アプリケーターを片目につき1本ずつ使いますし、1日1回継続して塗布し続ける必要があります。
同じ体毛でも頭の毛には頭の毛の、まつ毛にはまつ毛の専用医薬品で正しいケアをしましょう。
ヒアルロン酸を配合したドライアイ用の目薬がありますが、スキンケア用のヒアルロン酸美容液や化粧水を点眼できないのと同じ理屈です。